イナログ

ダイビングの話と鉄工の話。海が好きで造船業界に就職したダイバー兼職人が書いてます。

素晴らしきゆとり世代の特徴と心の内【ゆとりの主張】

 なにかと叩かれることの多い「ゆとり世代」。

私は1995年生まれで、小学校入学から中学卒業まですべてのカリキュラムをゆとり教育で過ごしてきました。

正真正銘の「フルゆとり」です。

何を考えているかわからないと言われがちなゆとり世代ですが、仕事、お金、人間関係の3つについて、「ゆとり世代なりの考え方」(まあ私の考えですが)を紹介していこうと思います。

 

 

仕事

 仕事において、ゆとり世代は「指示待ち」「すぐに成果を求める」「叱られ慣れてない」などの評価をされることが多いですね。

私の考えでは、これらは全て「必要のないことはやらない、効率主義」とまとめることができます。

例えば、指示されていないことをやったり、自分で勝手に動いて、それが結果的に不要になるよりは、指示されたことをやってから、追加で指示を受けた方が、手戻りがなく効率が良いですよね?

もちろん指示されていないことをやって、それがうまくいけば良いですが、うまくいかない可能性が少しでもある場合は、そのリスクを冒す必要はありません。

さらに言えば、「指示されていないこと」というのは本来不要なことですよね?(ゆとりっぽい言い方)

有能な上司は必要最小限は満たせるように指示をしているはずですから、指示以上のことは突き詰めると不要だ、と考えることができます。

 

 「すぐに成果を求める」と言われるのも、同じです。

「すぐに成果が出ないけれども必要だとわかりづらい仕事」とは何なのかまだよくわかりませんが、

最終的にその行動が最も最短であるという根拠があれば、積極的に行うことでしょう。

逆に、「何に役立つのかわからないけれどもとりあえずこれやっとけ。」という仕事が何を生むのかわかりません。

ただの暇つぶしですよね。それ。

小さいときからネットにおおよその答えがある世界で、わざわざ無駄な時間とエネルギ―を使う必要はないということでしょうね。

効率的で素晴らしい!!!

 

 では、「叱られ慣れてない」とはどういうことでしょうか。

基本的に学生時代は自分の年代と近い人たちと過ごしますね。

先輩方もゆとり世代です。ですから先輩方だって、必要のないことはしません。

たとえ後輩がミスをしても、無駄なエネルギーを使い声を荒げて怒るようなことはしません。

「そのやり方だとこうなっちゃうから次からこうしてね。」と言えば済む話だからです。

その方が相手も自分もイライラしないし、怒る時間も短くなり効率的です。

 

お金

 ゆとり世代は、「お金への執着が薄い」「ギャンブルをしない」「欲がない」などと言われます。

ですがそれは違います。

むしろお金への執着はすごいです。(私だけかもしれませんが。)

そもそも、お金への執着がある人はギャンブルをしません。

ギャンブルは基本的に損をする確率の方が高い中で、まれに大当たりが出るからギャンブルなのです。

そんなお金を失う確率の方が高いこと、お金への執着が薄い人しかできません、

ゆえに若者がお金への執着がない、というのは真逆で、お金への執着があるからギャンブルをしないのです。

 

 では、お金への執着から欲がないのかと思われるかもしれませんが、それも違います。

基本的によく言われている欲がないというのは、家や車や時計など、一昔前のステータスとしての物品ではないでしょうか。

お金を出して羨望を買うようなことは、お金の無駄なので、当然そのような物品は欲しがりません。

自分の趣味のためにお金を使うことがほとんどでしょう。

趣味が多様化してきて、いろんなものがあふれる現代。

さらにインターネットの台頭で趣味が同じ人とつながれる社会では、皆が一つのものを欲しがることはなくなりました。 

さらに自分の趣味のために購入するので、表には出てきません。

その分かりづらさから、欲がないと思われてしまうのでしょうね。

 

人間関係

「プライベート優先」「仕事終わりの飲み会にこない」はこちらに入れさせていただきました。

ハッキリ言います。

プライベート優先は当たり前でしょう。

会社での仕事は生きるための道具です。手段です。

人生の目的は幸せに暮らすことだとすれば、いつ無くなるかわからない会社に全てをささげるのは本末転倒ですね。

ですから、会社の人との人間関係は仕事上の付き合い、と一線を引いていると思います。

会社がなくなっても転職しても、変わらない人間関係を大事にするのです。

 

 仕事終わりの飲み会にこないのもそのためでしょう。

上司からしてみれば、コミュニケーションを図ろうと思ったのにと思われるかもしれませんが、

コミュニケーションは仕事中のちょっとした声掛けでできますよね。

それもできない人と行く飲み会は、飲み会のマナーなどにうるさく、楽しくないのが目に見えていますから。

でも、例えばどういう考えなのか知りたいとか、どうしても行きたい場合は、

「前もって」「終了時刻を明確に」したうえで誘うべきです。

「おい、今日飲みに行こう」は相手の都合を無視した命令ですよね。

業務外のことに関しても指示を出してくる上司は人として信頼できません。

そういった部分で信頼されなければ、断られてしまうと思います。

ですから、仕事終わりの飲み会は、部下ではなく、一人の人間として誘った方がよさそうですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

よくわからないゆとり世代の心の内を、少しでも理解する助けとなれば幸いです。

 

この記事では、なるべく「非ゆとり世代」の諸先輩方を批判しないよう頑張りました。

心に「ゆとり」がありますからね。

でもちょっと漏れていたかもしれません。

 

では、「お先に失礼しま~す。」