イナログ

ダイビングの話と鉄工の話。海が好きで造船業界に就職したダイバー兼職人が書いてます。

継続力こそが本当に大事なことなのに、なぜ継続できないんだろうか

しばらくブログを書いていませんでした、イナバです。

 

ブログは続けることが大事だと500回くらい聞きました。

自分は20記事程度まで頑張れたのですが、そこから失速。

目的を見失って意欲が下がっていました。

 

自分で自分を苦しめていたのかもしれません。

最初はゆっくり長い目でやっていこうと思っていたのに、いつの間にか最速で結果を出したいと思ってしまった。

そのプレッシャーからブログを避けるようになってしまいました。

 

継続することが大事だというのは、良いときも悪いときも、とりあえず続けるということです。

たとえこの記事が400文字程度で終わっても、誰にも見られなくても、ただ、記事を更新したというのが、一番大きいことなんだと思います。

 

まとまってもないし推敲もしてないけど、9.8割自分にむけて書いてるからいいや。

明日も、頑張っていこう。

初心者向けアーク溶接のコツ「上手に溶接を開始する」編

こんにちは、毎日溶接修行中のイナバです。

 

この記事では、アーク溶接で

「棒が板にくっついてしまう」という人であったり、

「狙ったところに溶接できない」といった人にむけて、

溶接のスタートをきれいに決めるコツを2つ紹介します。

 

*この記事は被覆アーク溶接に関する記事です。

*この記事において「アークスタート」とは、溶接開始時のアーク光発生のことを指します。

 

 

アーク溶接を華麗にスタート!

 まず溶接開始でつまずくポイントと言えば、

「棒が板にくっついてしまう」ということではないでしょうか。

 

かなりイライラしますよね。

これに関する解決法を2つ紹介します!

 

ブラッシング法を使う

 棒が母材にくっついてしまう初心者にオススメなのは「ブラッシング法」でのアークスタートです。

 

まず、アークスタートには「ブラッシング法」と「タッピング法」があります。

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ブラッシング法は「マッチをこする動き」ともいわれます

タッピング法は母材に棒をたたきつけるのに対して、ブラッシング法ではこする動きをします。

 

こすると言っても、斜めにたたきつけながらこするという感覚です。

斜めからたたきつけつつ、最後は横にそれていくイメージだとやりやすいと思います。

 

以降は、なぜブラッシング法だとアークスタートがやりやすいのか、

アークの発生原理に触れつつ解説していきますね。

 

ブラッシング法の詳しい解説

 アークは、一度くっついたものが離れるときに発生します。

 

母材にくっついてしまうという方は、第一段階はクリアしているということですね。

重要なのは、この後の離れる動きです。

 

タッピング法のばあい、垂直にたたきつけた後の離れる動きがありませんよね。

 

ブラッシング法では、横にそれていく力がはじめからくわわっています。

くっついた後瞬時にに離れることができるので、良いスタートを切れるのですね。

 

ブラッシング法を使うときには、たたきつけた後の、引きはがす動きを意識しておこなうといいかもしれません。

 

地面で心棒を出す

 棒を使う前に地面などにたたきつけるのも有効な方法です。

 

ブラッシング法の解説のなかで、アークは一度くっついたものが離れるときに発生すると書きました。

心棒が露出していると、母材に触れやすくなり、すぐにアークが発生してくれます。

 

皆さんも経験しているかもしれませんが、新品の棒はアークスタートしやすいですよね。

心棒が表面に出てきているので、電気が通りやすいのです。

 

被覆材は絶縁ではないものの、経験上、心棒が露出しているほうがスタートがやりやすいです。

なので、(電気の通っていない)地面等にたたきつけて被覆をはがすと、スタートがやりやすいです。

 

狙ったところへの溶接

 アークスタートと同じようにつまづきやすいのが、

「きちんと狙った所で溶接を開始できない」ということだと思います。

 

もちろん、いいスタートが切れるようになったら、おのずと狙ったところに溶接できるようになると思います。

しかし、次に紹介する方法も有効な手段なので、試してみてください。

 

捨て板を使う

 捨て板とは、溶接には関係ない板のことで、いらない端材などで構いません。

 

捨て板を溶接したい部分の近くに置き、アースが取れている(アークが発生する)状態にしておきます。

 

この捨て板に棒をたたきつけてアークを一度発生させた後、

すばやく移動し、ねらった部分でアークスタートをすると高い確率でうまくいきます。

 

この方法は、アークが発生した直後の棒のほうが、アークが発生しやすいことを利用しています。

 

また、捨て板を使うことで、勢いよく棒を振ることができますよね。

そのため、板にくっついてしまうということ自体が減り、スムーズに溶接に移ることができます。

 

溶接個所を狙いながらたたきつけると、どうしても力加減がやさしくなってしまいます。

 

一度で溶接をはじめようとせずに、アークの発生→溶接開始の2ステップを意識するのが、きれいな溶接スタートを決めるコツですね!

 

まとめ 

 アーク溶接の初心者がつまづきやすいポイントとして、

「板に棒がくっつく」「狙った部分に溶接できない」があると思います。

 

棒がくっつくのに対しては、「ブラッシング法でのアークスタート」「地面で心棒を出す」

狙った部分への溶接では「捨て板を利用してアークスタートをやりやすくする」という方法を紹介しました。

 

今回の記事が役に立てば幸いです。

 

溶接中に気を付けたいコツをまとめた知識編はこちらの記事に書きました!

inadive.hatenablog.com

20記事目!ずぶの素人がなんとかここまで継続できた理由

 何事も継続が大事ですよね。

特にブログなどは、継続が大事だと先人達も口を酸っぱくして言っています。

 

かくいう私は、「継続」とか「コツコツ」という言葉が一番似合わない側の人種です。

夏休みの宿題も溜めに溜めましたし、受験勉強も始めるのがとても遅かったです。

 

そんな私が、まだたった1か月とは言え、0から始めたブログを20記事まで継続できた理由を、

6つのステップに分けて紹介します。

 

 

目標を設定する

まずは何か達成したい目標を設定します。

目標や目的のない継続はほぼできないと思った方が良いでしょう。

 

いくら継続したいと思っていても、嫌になる日もあります。

「毎日何々をする」という目標では、一日できなかっただけで達成不可になってしまいますよね。

本来継続とは、1日休んでしまったとしても長期的に同じことを続けていれば良いのです。

ですから、「毎日やる」ことを目標にするよりも、「自分が達成したいこと」や、「なりたい自分」に焦点を当てて目標を設定しましょう。

 

例えば、「10月までに筋肉量を5キロ増やす」とか、「何月のテストで9割を取る」等です。

私の場合は、ブログを1か月で20記事書くことでした。

目標を設定するときは、なるべく具体的に、数字を入れることを意識しましょう。

数字があれば、達成未達成も分かりやすくなります。

 

細分化する

 目標が設定できたら、それをどうやったら達成できるのかを考えます。

目標に対して、自分がどれくらいの位置に立っているのか、あとどれくらい必要なのか細分化していきましょう。

 

例えば3か月後に目標を達成したいなら、1ヶ月後までにどこまで進んでいなければいけないのか、

さらに、今週は何をやらなければいけないのか。

最後は、今日明日何をやらなければいけないのか考えます。

 

この時もできるだけ具体的に、数字を入れましょう。

また、無理をした計画を立てず、自分の予定と相談して、休みの日、予備日を設けておきましょう。

 

共有する

 それができたら、達成したい目標やスケジュールを発表しましょう。

発表と言ってもそんなに大それたものではありません。

親や友人、Twitterでもよいでしょう。

自分の目標を公表するというのが大事になります。

 

私の場合は、ライターの白坂優(@shirabo24k)さんの呼びかけで集まった、「本気の目標達成会議」に参加していたので、ここで発表しました。

 

やる

  ここまで事前準備をして、やっと取り掛かります。

今日やることが明確になっていますから、あとはやるだけです。

 

ですが、どんなに細かく切っても、やる気が出ないときもあります。

私も疲れて何もできない日もあります。

やらない日を織り込んで計画を立てておけばこういう日は思い切って休むことができます。

 

ただ、いつまでもやる気が出ないからと言って休んでいてはダメです。

やる気がなくたってやる。そうでないといけない日も出てくるでしょう。

こういう場合に、ただ継続だけを目標にしていると達成が困難になります。

 

自分で設定した目標がモチベーションになるような目標設定をできるといいですね。

 

振り返る

 行動したら、振り返ります。

今日一日を振り返らないと成長はないと思いましょう。

 

こんな時、最初に細分化してあれば自分がどこまで進んだのか確認できます。

しっかりと進めればそれがまたモチベーションになりますし、ゴールも見えてきます。

 

共有する

 ここでもう一度共有しましょう。

Twitterなどが誰にも迷惑をかけないのでよさそうですね。

最初に目標を宣言したときに見ていた人は、意外とリアクションしてくれたりします。

 

みんな誰かが頑張っているのは応援したくなるのでしょうかね。

その応援がモチベーションにもつながりますし、この過程があることで今日やらなければという気にもなります。

 

私の場合は先ほども書いた「本気の目標達成会議」にて毎日作業日報を提出していました。

 

まとめ

 いかがでしょうか。

目標設定→細分化→共有→やる→振り返り→共有

というステップを繰り返すことで、わたしのような「継続絶対できないマン」ですら1か月ブログを続けることができました。

 

皆さんも是非自分の目標のために、このステップを活かしてもらえればと思います。

最後までご覧くださりありがとうございました。

「一日一善」で仕事もデキるスーパーマンに!!

 「一日一善」という言葉があるのは、皆さんもご存知だと思います。

今回は「一日一善で、仕事がデキる人になる」という内容です。

 

最近仕事のやる気がでない、ミスが多い。という方は、ぜひ、一日一善を行ってみてください。

実践してみれば、意外な効果が得られますよ。

 

仕事が捗る

一日一善と仕事がデキるかどうかに何の関係があるのかと思いますよね。

良いことをすることで運が~などという話をするつもりはありません。

実は、善い行いをすることと仕事の効率に関する面白い実験があります。

 

ポジティブ心理学」という分野で有名なショーンエイカーさんが行った実験の内容と結果です。

経験豊かな医者たちに架空の患者の症状を読み上げ、その病名を診断してもらう。

Aチームには、事前に、なにもしない。

Bチームには、事前に、医療関係の記事を読んでもらった。

Cチームには、事前に、キャンディをあげた。(食べてもらったわけではない。)

すると、

Cチームは、Aチーム、Bチームと比べ、2倍の早さで正確に診断した。

このことから、「いい気分で仕事にとりかかると結果的に作業が捗りミスが減る」

(図解モチベーション大百科より)

 いい気分になるだけで、仕事に良い影響が出るということですね。

この結果に私は正直驚きました。

ですが、暗い気分で仕事をするよりは捗りそうだというのは感覚的に理解できますよね。

 

この結果を踏まえて私がお勧めしたいのが、「一善」です。 

自分が「善い行い」だと思うことをすれば、気分は良くなるはずですよね。

 

道に落ちていた空き缶を近くにあったゴミ箱にすてた、とか、

ドアを引いて先に通してあげた、というような小さなことでもいいんです。

それをしっかり認識して、自分で自分を認め、「いいことしたな」という気持ちで仕事に取り掛かる。

これだけで作業が捗るようになるんですね。

 

スーパーマンになれる

 別に一善をしなくても自分にキャンディを上げればいいじゃないかと思いますよね。

ですが、一善を行うとさらにいいことがあるのです。

 

第一に、やさしい人だと思われます。

当然です。一日一善を意識して行っている人はそうそういません。

また、一日一善を繰り返していると、ずっと行ってきたことは習慣となり、自分の中では当たり前になります。

 

当たり前のようにゴミを拾う人。

当たり前のようにドアを開けてくれる人。

しかも当人は普通の顔をしている。

聖人ですよね。

 

第二に、仕事がデキるひとになります。

一善を行いいい気分で仕事に取り掛かれば作業が捗るというのは申し上げた通りです。

 

毎日一善を行い、良い気分で仕事に着けば、毎日作業が捗ります。

その上、他人のミスにもイライラすることはなくなるでしょう。

自分の機嫌が自分の作業に影響するというのをあなたはもう知っています。

 

仕事は早くてミスは少ない。

その上いつもおおらかで気分が良い。

そして細かな気遣いができる人をどう思いますか?

スーパーマンですよね。

 

一緒になりましょう。スーパーマンに。

 

まとめ

 昔から伝わる言葉というのは、実に重要なのですね。

情けは人の為ならずです。

善い行いを毎日意識して、自分の価値を高めていきましょう!

継続は、力なり。

 

最後までご覧くださりありがとうございました。

支えのない長い直線を綺麗に溶接する方法!【アングルを使おう】

 突然ですが、あなたは、長い直線を上手に溶接できますか?

私は、平継ぎの溶接や、へりの溶接など、体や手の支えがない溶接が苦手です。

手元がぶれぶれになってしまいます。

 

それでも下向きならなんとか頑張れますが、立て板の溶接とか、脚立に乗って中途半端な高さの溶接などは、本当に苦手で、見るに堪えないビードが出来上がってしまいます。

 

そこで今回は、そんな私でも少しマシな溶接ができたちょっとした方法を紹介します。

この方法では、立て向き、下向きなど、いろいろな場面で使えるので、ぜひ頭に入れてみてください!

あ、半自動溶接です!!

 

 

アングルを使って綺麗に溶接

 結論から先に言うと、その方法とは、アングルを使うことです。

直線をきれいに引くと言えば、定規ですよね。

アングルを定規代わりに使うことで、比較的安定して溶接することができます。

アングルをどう使うのかは、下で詳しく説明していきます。

 

トーチのガイドとして使う

溶接したい溝にワイヤを当て、その時のノズルの位置にアングルを持ってきます。

下向きであればアングルの重みで動きませんし、立て向きならアングルを仮止めしてしまえば動きません。

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溶接時は、ノズルをアングルに沿って動かすことで、常に同じ位置をキープすることができるので、

動かす速度と母材との距離にだけ注意して溶接を進めましょう。

これでブレをなくすことができます。

 

デメリット

 残念ながら、この方法にはデメリットもあります。

 

第一に、ひと手間以上増えます。

アングルを持ってきて、位置を調節、場合によっては仮付けをする。

急いでいるときや、距離が短くて割に合わないときには使えません。

 

第二に、溶接への影響です。

溶接をしていると、ノズルからアングルに電気が流れることがあります。

これにより電流が変化して溶接に影響を及ぼす可能性があります。

 

また、電流が通った際にノズルとアングルが軽くくっついてしまうということが起こります。

溶接はどうしてもゆっくり動かすので、くっついてしまうとそこで止まってしまいます。

そのため、溶接が細切れになったり、止端が大きくなってしまうということが起こります。

 

アングルはガイドとして使えますが、がっつり沿わせるのではなく、触れるか触れないかの隙間を開ける意識で行うと良いかもしれません。

隅肉溶接などはできるのに平継ぎが苦手という人は、アングルを持ってくるだけで隅肉と同じような感覚でできると思います!

 

手元のガイドとして使う

 こちらは、ノズルを直接アングルにつけるのではなく、手首やトーチを持つ手をアングルに沿わせる方法です。

先ほどとは違いノズルは直接アングルに触れないので、ノズルとアングルがくっついてしまうことはありません。

 

これは個人的な意見ですが、平継ぎの溶接がうまくいかない原因は、体からのブレが全て手元に伝わってしまうからだと思っています。

平継ぎの溶接は体を当てる場所もなく、ただでさえ体がぶれやすいのに、隅肉溶接のようにノズルがブレても止めてくれる板がないのでブレ放題です。

 

その点、この方法ならブレを手元でストップできるので、手首の調節だけに集中することができます。

 

デメリット

 また、沿わせるのはノズルではなく手首なので、手首から先のブレは止められません。

隅肉溶接なども苦手で、まだ安定しないという人は上記のノズルを沿わせる方法が良いかもしれません。

 

先ほどはノズルがアングルにくっついてしまうというデメリットがありました。

この場合はアングルについたスパッタに、皮手袋等が引っかかってしまうことに気を付けましょう。

 

 こちらも手首をがっつり沿わせるのではなく、手首を触れるくらいにしておけば、引っかかってもスムーズに続けることができます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

アングルを定規代わりに使って溶接をきれいに行う方法を紹介しました。

最終的には何も使わずにきれいに溶接したいですよね。

だんだんと沿わせる力を減らしていって、最終的に全く触れずに平行に動かせるように、一緒に日々練習していきましょう!

 

最後までご覧くださりありがとうございました。

半自動溶接機のワイヤ交換方法まとめ

 半自動溶接機を使っている時にワイヤがなくなってしまった!

新しくワイヤを入れなければならない!

というあなたに、ワイヤの交換方法を手順を追って説明していきます。

 

私が使っているものは株式会社ダイヘンのダイナオートXD350というものですが、ワイヤの交換に関してはどの溶接機も基本構造は変わらないはずなので、参考にはなると思います。

 

ざっくり言うと、残っているワイヤを全部抜き、ロールを入れ替えて、新しいワイヤを通す、という流れです。

 

トーチからワイヤを抜く

まず、トーチの先端から出ているワイヤをペンチなどで引き出して、全て抜き取ります。

この余りのワイヤは使わないので捨ててしまって構いません。

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ロールを交換する

次に、もともとあったロールを取り出して、新しいロールを入れます。

基本的にはロールの下側から供給するように取り付けるものが多いようです。

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滑車の位置を見て適当に配置する

各部を通す

私が使っているものはレールが多いのですが、モータによって回る部品と、プーリでしっかり押さえつける部品の間にワイヤが通っていれば問題なく作動するはずです。

最後にワイヤを送り出す穴に通します。

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もっと滑車が少ないものもあるので、よく観察して適宜通す

ワイヤを送り出す

ワイヤを送るボタンがある場合はそれを押してワイヤを送り出します。

電流の値が実質的にワイヤの供給速度になっている場合が多いので、電流をあげてワイヤを送り出すとスムーズです。

ボタンがない場合はトーチの手元のボタンによってワイヤを送り出しましょう。

このときガスがもったいないので、ガスがでないようホースを抜いたりするのが良いでしょう。

感電には十分注意してください。

 

最後に

トーチからワイヤがこんにちは!してくれれば交換完了です。

スムーズなワイヤ交換の手助けになれば幸いです。

最後まで見ていただいてありがとうございました!

断捨離!も大事だけど、モノを入れない工夫をしよう!

もたないくらし

断捨離断捨離っていうけど、まず物をいれるな

 

 最近、というわけではないですが、世間にモノがあふれた今、断捨離という言葉をよく耳にしますよね。

皆さんの中にも「モノがあふれて部屋が狭いから断捨離しなきゃ」という方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、捨てることは大事なのですが、定期的にものを捨てても、部屋にモノがあふれている、そんなあなたは断捨離ではなく、「モノをいれない」という必要があるかもしれません。

この記事では、断捨離という捨てて一掃するスタイルではなく、だんだんとモノを減らしていく長期的なスタイルに役立つヒントを紹介していきます!

 

断捨離とリバウンド

一念発起して物を捨ててみても、しばらくしたらまた元に戻ってしまう。

こんな経験ありますよね?

無理な断捨離はリバウンドの元です。

リバウンドしてしまう一番の原因は、(お片付けが)習慣として根付いていなかったことでしょう

(「持たない暮らし」金子由紀子/アスペクト/2010より)

とあるように、モノをリバウンドさせないためには、長期的に習慣化する必要があるのです。

 

モノを入れない3つの掟

 では、どのような習慣を身につけることでモノのリバウンドを防げるのでしょうか。

もらわない

まず初めに、「もらわない」ことを固く心に誓うことが、一番の早道と言えるでしょう。

無料配布の品などは、「使うかもしれない」と取っておきがちですが、こういうものを一切受け取らない姿勢を貫くことで暮らしはずいぶんとシンプルになるはずです。

もらうのには全くエネルギーを消費しませんが、これを捨てるときに、多大なエネルギーを消費し、結果的に捨てられないという状況が起きるのです。

 

一度で買わない

買い物はとても楽しいものです。私も雑貨屋とか、家具屋とか、見てるだけでも楽しいですし、もちろん買うのもすきです。

しかし、自分にとって本当に必要なものだけを身の回りに置き、心を豊かにするために、あえて「買わない」という選択肢を選ぶことも必要なのです。

買い物をしている時は、サイズや色はこれでいいか等、色々な考えが頭をめぐります。

しかし、「これは本当に必要なものか」と考えることはめったにありません。

 今買わないと買えないかもと思った時ほど買うのを控え、どうしても欲しい場合はもう一度買いに行くようにしましょう。

そこでもう一度見た商品は、一度目よりも魅力的でないことが多いですし、購入した場合でも、本当に欲しかったものだという満足感が得られ、心を豊かにしてくれるでしょう。

 

ストックしない

ティッシュやトイレットペーパーといった消耗品は、まとめて安く売られている影響もあってか、同じものが何個もある場合がおおいですね。

なので、こういったものが収納を圧迫しているという状況はよく起こります。

しかし、ティッシュが1度に3箱もなくなるようなことはありません。

ティッシュもトイレットペーパーも、ほとんどの消耗品は無くなってくれば気が付きます。

無くなってきたころに、買いに行けばいいのです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

生活を豊かにするために、あえて物の入り口を狭める方法を3つ紹介しました。

ものが少ないと心にも余裕が出ますし、掃除も楽で良いことが多いです。

 

最後まで見ていただいてありがとうございます。

 

参考資料

割と昔の本なのですが、自分の生活を大きく変えてくれた本です。

今日紹介した3つのポイント以外にも4つポイントが紹介されてる上に、性格に合わせたものの処分方法や、持たない暮らしのために身につけたい習慣などが書いてあります。

考え方に共感できるうえ、それを実践するところまで面倒見てくれる素晴らしい本です。

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E9%83%A8%E5%B1%8B%E3%82%82%E5%BF%83%E3%82%82%E3%81%99%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%8A%E3%81%99%E3%82%8B-%E6%8C%81%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%81%84%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97-%E9%87%91%E5%AD%90-%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%AD%90/dp/4757213212