半自動溶接機のワイヤ交換方法まとめ
半自動溶接機を使っている時にワイヤがなくなってしまった!
新しくワイヤを入れなければならない!
というあなたに、ワイヤの交換方法を手順を追って説明していきます。
私が使っているものは株式会社ダイヘンのダイナオートXD350というものですが、ワイヤの交換に関してはどの溶接機も基本構造は変わらないはずなので、参考にはなると思います。
ざっくり言うと、残っているワイヤを全部抜き、ロールを入れ替えて、新しいワイヤを通す、という流れです。
トーチからワイヤを抜く
まず、トーチの先端から出ているワイヤをペンチなどで引き出して、全て抜き取ります。
この余りのワイヤは使わないので捨ててしまって構いません。
ロールを交換する
次に、もともとあったロールを取り出して、新しいロールを入れます。
基本的にはロールの下側から供給するように取り付けるものが多いようです。
各部を通す
私が使っているものはレールが多いのですが、モータによって回る部品と、プーリでしっかり押さえつける部品の間にワイヤが通っていれば問題なく作動するはずです。
最後にワイヤを送り出す穴に通します。
ワイヤを送り出す
ワイヤを送るボタンがある場合はそれを押してワイヤを送り出します。
電流の値が実質的にワイヤの供給速度になっている場合が多いので、電流をあげてワイヤを送り出すとスムーズです。
ボタンがない場合はトーチの手元のボタンによってワイヤを送り出しましょう。
このときガスがもったいないので、ガスがでないようホースを抜いたりするのが良いでしょう。
感電には十分注意してください。
最後に
トーチからワイヤがこんにちは!してくれれば交換完了です。
スムーズなワイヤ交換の手助けになれば幸いです。
最後まで見ていただいてありがとうございました!