イナログ

ダイビングの話と鉄工の話。海が好きで造船業界に就職したダイバー兼職人が書いてます。

先延ばしは悪くない!独創的な人の習慣

 どうしても面白い記事がかけない、、、あの人の記事はこんなに面白いのに、、、

やっぱり独創的なアイデアを持ってる人は自分とは違うのだろうな、、、

そんな風に思うこともあると思います。自分もあります。

今回、そんな「独創的なアイデアを持つ人々」の習慣について語るTED Talkを見つけたので、備忘録をかねて紹介します。

これを真似すれば自分にも面白い記事がかけるぞ、そんな風に思える内容でした。

ぜひ見てみてください。

Adam Grant: The surprising habits of original thinkers | TED Talk

記事の一番最後にもリンクが貼ってあります。

 

 

独創的な人は普通の人?

 独創的な人々は天才で、我々のような凡人とは違うのではないか。そう考えてしまいますよね。

誰もが思いつかないような天才的で独創的なアイデアをみたり面白い文章を見ると、そう思わずにはいられません。

しかし、独創的な人々も実は我々と同じで、違うものといえばその習慣・思考にあるようです。

そのエッセンスを紹介していきます。

 

先延ばしにすることの意外な効果

 独創的な人々は、よく先延ばしにするようです。

過去の偉人の例を挙げることもできますが(TEDでは挙げています)、ここではプレゼンターであるAdamが行った実験の結果を紹介しましょう。

 

被験者に一定数アイデアを出すよう課題を与えます。

その後すぐ取り組んでみるAチームと、少しゲームをさせたBチームでは、後者の方がより独創的なアイデアを出した、という結果になりました。

ゲームの内容が独創性に影響を与えたのではありませんよ。

なぜなら、ゲームをさせた後に課題を発表し取り組んだCチームでは、Aチームと結果に差は見られなかったからです。

独創性に影響を与えたのはゲームの有無ではなく、課題発表後に先延ばしにしたことによるものだ、と結論づけています。

Adamは、「課題を与えられた後にゲームをしている間も、脳の片隅では課題が進行している。

その間に様々な情報との融合や飛躍が起こって、独創的なアイデアとなるのではないか。」と考えているようです。

 

 これはかなり面白い結果です。

確かに、「昨日はいくら考えても全く解けなかった問題や、全く書けなかった文章が、次の日にやってみたらスラスラ解けた、書けた。」ということはよくあるのではないでしょうか?

現にこの文章も、昨日は全く筆が進まず、「これは先延ばしにしよう。」と言い訳したのですが、今スラスラかけていることに自分でも驚きます。

頭の片隅でこのブログのことを考えていたのでしょうかね。

ですから、私はこの結果と考察にかなりの説得力があると考えています。

 

自信に満ち溢れているように見える人たち

 二つめは、彼らも、我々と同じように不安を抱えているということです。

成功者ってどうしても自分に自信を持っているように見えますよね。

ですが、彼らも私たちと同じように自分のアイデアに不安や疑問を覚えるようです。

しかし彼らはその後のアプローチが違います。

重要なのは、イデアが悪かったからといって、自分自身が悪かったと考えるのは違うということです。

私もよく、ダメな文章を書いたりすると落ち込んだり嫌になります。

しかし、ダメだったのはその文章だけ、なのです。

自分までその文章のダメさに巻き込まれることはないのです。

また改善を加えて新しい文章を書けばいいのですから。

 

ここをしっかりと分けて考えられる思考を持つことが、彼らに近づくために必要であるとAdamは述べています。

確かに、ダメなアイデアを出した時に落ち込んでいては、次の挑戦までの速度も意欲も低くなってしまいそうです。

 

傑作はいかに生まれるのか

 ここまで、独創的なアイデアを出す人もそうでない人も大した違いはないと紹介してきました。

そうはいっても、傑作と呼ばれる作品を残した人たちは、やはり我々とは一線を画すのではないかと考えてしまいますよね。

もちろん、一般に才能と呼ばれるものは存在するはずです。

しかし、唯一我々と彼らが違う点があります。

彼らは圧倒的に数をこなしているということです。そして、大量の失敗をしています。

動画内で面白い図が表示されていました。

バッハ、モーツアルトベートーヴェンらは、他の作曲家たちと比べて、作曲数が多いのです。

また、作曲数が多くなるほどに、傑作と呼ばれる作品も多くなり、二つは比例関係にあるようでした。

(作曲数の少なさに対し傑作が多いワーグナーもグラフにあり、会場の笑いを誘っていましたが)

ですから、ワーグナーはともかく、我々凡人がすべきことは、とりあえず数をこなすことなのです。

 

彼らが恐れているのは失敗することではなく、挑戦しないことなのです。

挑戦し続けて、失敗し続けていくなかで、独創的なアイデアが出てくるということですね。

 

 ブログに活かすには?

 では、この独創的なアイデアを生むための習慣を私たちのようなブロガーが生かしていくにはどうするべきなのか考えてみました。

まず、先延ばしをすることです。

先延ばしにし続けても記事が書けなくなってしまいますから、今回は24時間以内で先延ばしにすることを考えてみます。

重要なことは、課題が発表されてから先延ばしにする、ということでしたね。

つまり、「素早く着手し、仕上げに時間をかける」ということです。

私はまず夜のうちに次の記事のテーマを決定します。そのまま先延ばしにして寝ます。

仕事をして帰ってくるので、実際に書き始めるのは次の日の夜にします。

書き上げたら、次のテーマを決めてから寝ます。

こうすることで24時間の間で先延ばしにすることができ、頭の片隅で記事が構成されているはずです。

理想的なのは朝にチェックをして修正をすることでしょうか。仕上げに時間をかけましょう。

 

 次に、もし失敗しても、その失敗を次に活かして、挑戦し続けるという気持ちを持つことです。

二回目になりますが、ダメなのはその記事だけで、自分ではありません。挑戦し続けましょう。

もしこの記事が誰にも見られず終わっても、それは私が悪いのではありません。この記事の中身が悪かっただけの話です。

 

最後に、誰よりも記事を書くということです。

もう世界中にブロガーはたくさんいるし、いまから始める人もたくさんいるでしょう。

「記事数世界一」になろうというのではありません。

せめて同じ時期に始めた人、同じ条件の人の中では、誰よりも記事を書き続け、更新をやめないことが、一つでも良い記事を残せる唯一の方法なのかなと感じています。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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