イナログ

ダイビングの話と鉄工の話。海が好きで造船業界に就職したダイバー兼職人が書いてます。

初心者こそダイビングでカメラを使おう!カメラの楽しみとメリット

 

 ダイビングをはじめて、だいぶ潜るのにも慣れてきたし、そろそろほかの人も使ってるカメラとかもほしいなあ。

でも、まだスキルも足りないしどうしようかなあと迷っていませんか?

カメラはダイビングを楽しくしてくれるとともに、スキルアップにもなる魔法のようなアイテムです!

カメラのいいところを2つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

 

カメラはダイビングをより楽しくするアイテム

 友達と潜りに行った時、海の中での写真を共有してあげることができます。

海の中の写真は非日常的なので、インスタとかにアップしたい人にも結構喜ばれます。

 

ログ付けをするときでも、写真があれば絵をかいたり特徴から名前を調べることができます。

自分だけが見た生き物も見せることができますね。

 

なにより、写真は楽しいです。

陸でカメラをぶら下げている人も最近は多いですよね。

なかなか言語化しづらいところはありますが、写真の楽しさは、普段スマホで撮る人でも理解できる部分は多いのではないでしょうか。

 

カメラはスピード上達のアイテム

 カメラを持つことによってダイビングスキルの上達スピードが圧倒的に早くなります。

これはよくイントラさんも言っているので間違いないでしょう。

 

ではなぜカメラを持つと上達が早くなるのでしょうか。

 

カメラで生き物を撮影するには、

1.素早くまたはゆっくり近づき 2.狙った位置で止まり 3.そこから動かない

というスキルが必要になります。

カメラを持つことで自然とこのスキルが必要となり、中世浮力とフィンワーク(フィンの動かし方)が上達します。

 

中世浮力は撮影の基本のキ

 ダイビングスキルと言えば真っ先に出てくるスキルが中世浮力ですよね。

これを読んでいるあなたも、まだ中世浮力に戸惑う場面が多いかもしれません。

が、中世浮力はカメラを持つことで上達します。

 

 まず、撮影中はカメラを両手で持ちますよね。つまり、撮影中はBCを操作することができません。

ですが、被写体に目線を合わせたり、「下からとりたい!」といった構図の関係で、高さを調節する必要がありますよね。

ですから、呼吸によって高さを調節することになります。

呼吸によって調節するには、適切な浮力調節が必要です。

被写体の前で浮力調節でバタバタしていると、適切な高さで撮れないことはもちろん、ブレる原因になる上、被写体に逃げられてしまい、プリティーなお尻しか撮ることができません。

いいことありませんね。

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逃げられつつブレた最悪の見本

  また、中性浮力は被写体の前以外でも、サンゴ礁や砂地で撮影をする場合にとても重要なスキルとなります。

中世浮力を取れずにサンゴに墜落してしまえばサンゴを折ってしまう可能性もあります。

また、砂地で勢いよく着底してしまうと砂を巻き上げることになり、自分や他人の写真に砂が映り込んでしまいます。

 

こういったことを避けつつも、「できるだけ被写体に近づきたい!」という気持ちで、シビアな浮力調節を手に入れることができます。

 

高いレベルでの中世浮力を求められるようになることで、スキルは自ずと上達していくでしょう。

 

 

撮影で伸びるフィンワーク

 中性浮力と同時に上達していくのがフィンワークです。

先ほども書いた通り、撮影中は両手が塞がっているので、全ての移動や方向転換をフィンのみで行う必要があります。

 

 そして、フィンワークはいろいろな場面で求められます。

警戒心の強い生き物の場合、ゆっくりと近づく。

反対に回り込みたいとき、細かく方向転換する。

近づきすぎてしまったのでバックしたい。

このような場面は撮影をしていると必ず訪れます。

普通にダイビングしているだけではバックとか絶対しないので、これだけでも上達する理由になりますよね。

また、砂を巻き上げると写真に写りこんでしまうので、その点も気を付けるようになります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

カメラはハマるとどんどん楽しくなっていきますし、スキルもアップして良いことだらけですね。

ぜひ購入して一緒に楽しみましょう!