イナログ

ダイビングの話と鉄工の話。海が好きで造船業界に就職したダイバー兼職人が書いてます。

仕事がうまくいかないのは、幸せではないからです!【成功と幸せの法則】

 なんか仕事がうまくいかない、幸せだと自信をもって言えない。

成功すれば幸せになれるのに、そんな風に思っていませんか。

実はその考え、間違っているんです。

 

 今回、そんな幸せと成功に関するTED Talkを視聴しました。内容に強く引き込まれたので、その紹介をしたいと思います。

最後にもリンクを貼っています。

Shawnさんというユーモアセンスあふれる面白い方だったので、ぜひ見てみてください。

Shawn Achor: The happy secret to better work | TED Talk

 

 

成功を求め続ける限り、成功しても幸せにはなれない

Shawnは動画中で、多くの企業や学校、子育てをする親などが、以下の法則を信じていると指摘します。

If I work harder, I'll be more successful.

And if I'm more successful, then I'll be happier.

 頑張れば、成功できる。

そして成功すれば、幸せになれる。

 しかし、この法則は科学的に逆であり、間違っている。とShawnは断言します。

一見私たちもそう考えてしまう法則ですが、何が違うのでしょうか。

 

 私たちはどうしても、一つの目標を達成するとまた新たに目標を設定してしまいます。

「脳が成功の再定義をしてしまう」とShawnは述べています。

 

 

良い高校に入れれば次は良い大学へ、良い大学へ入れればいい成績を取る。

良い成績をとれればもっと良い成績を、と終わりがありません。

例えば、このブログは始めたばかりなので誰にも見てもらえません。

しばらくして、初めて、たった1人ですが記事を見てもらえたときは、凄く幸せでした。

その数字が2人や3人に増えても、同様に嬉しかったです。

しかし、数人に見てもらえた日が続いた時、今度は当たり前だったはずの0人に怖さを覚えてしまうのです。

これは間違いなく成功の再定義にほかなりません。

If the happiness is on the opposit side of  success, your brain never gets there.

幸せが成功の向こう側にあるのならば、脳はいつまでも幸せにたどりつけません。

私たちは成功すれば幸せになれると信じて頑張ったり無理をしたりしてしまうこともあると思います。

しかし、成功しても、次の瞬間、そこが成功ではなくなってしまうのです。

そしていつまで経っても幸せを求め、成功を求めてしまうのです。

 

自分を幸せだと思おう

 先ほど、成功すれば幸せになれるという法則は科学的に逆で、間違っているという書き方をしました。

逆、とはどういうことなのでしょうか。

成功すれば幸せになれるのではなく、幸せだと思えば、成功できるが正しいのです。

自分を幸せだと満足してしまったらそこで成長はとまり、成功は見込めないと思いますよね。

ですが、自分を幸せだと認識することの効果は科学的に認められているようです。

詳しいデータは動画中にありますが、ポジティブな脳はネガティブな脳やストレス下の脳と比べてずっとよく機能するのは想像に難しくありませんよね。

知能が上がり、創造性が上がり、活力が増大するとShawnは述べています。

 

今日からできるたった一つの習慣

では、私たちはどのように過ごせば自分たちを幸せだと認識できるのでしょうか。

Shawnがある一つの習慣を提示してくれました。

Write down three new things that they're grateful for for 21days in a row, three new things each day.

ありがたいと思うことを毎日新たに3つ書き、それを21日間続けましょう。

 これにより脳にネガティブなことよりも先にポジティブなことを見つけようとする回路ができるようです。

Shawnは脳も体と同じように訓練で変えることができると述べていました。

これをきっかけにたった21日間で、幸せと成功を手に入れることができるのならやってみない手はありませんね。

 

最後まで見ていただいたあなたに、感謝します。

この記事を届けてくれるインターネットに感謝します。

プレゼンターのShawnと、素晴らしいスピーチを届けてくれたTEDに感謝します。

www.ted.com

先延ばしは悪くない!独創的な人の習慣

 どうしても面白い記事がかけない、、、あの人の記事はこんなに面白いのに、、、

やっぱり独創的なアイデアを持ってる人は自分とは違うのだろうな、、、

そんな風に思うこともあると思います。自分もあります。

今回、そんな「独創的なアイデアを持つ人々」の習慣について語るTED Talkを見つけたので、備忘録をかねて紹介します。

これを真似すれば自分にも面白い記事がかけるぞ、そんな風に思える内容でした。

ぜひ見てみてください。

Adam Grant: The surprising habits of original thinkers | TED Talk

記事の一番最後にもリンクが貼ってあります。

 

 

独創的な人は普通の人?

 独創的な人々は天才で、我々のような凡人とは違うのではないか。そう考えてしまいますよね。

誰もが思いつかないような天才的で独創的なアイデアをみたり面白い文章を見ると、そう思わずにはいられません。

しかし、独創的な人々も実は我々と同じで、違うものといえばその習慣・思考にあるようです。

そのエッセンスを紹介していきます。

 

先延ばしにすることの意外な効果

 独創的な人々は、よく先延ばしにするようです。

過去の偉人の例を挙げることもできますが(TEDでは挙げています)、ここではプレゼンターであるAdamが行った実験の結果を紹介しましょう。

 

被験者に一定数アイデアを出すよう課題を与えます。

その後すぐ取り組んでみるAチームと、少しゲームをさせたBチームでは、後者の方がより独創的なアイデアを出した、という結果になりました。

ゲームの内容が独創性に影響を与えたのではありませんよ。

なぜなら、ゲームをさせた後に課題を発表し取り組んだCチームでは、Aチームと結果に差は見られなかったからです。

独創性に影響を与えたのはゲームの有無ではなく、課題発表後に先延ばしにしたことによるものだ、と結論づけています。

Adamは、「課題を与えられた後にゲームをしている間も、脳の片隅では課題が進行している。

その間に様々な情報との融合や飛躍が起こって、独創的なアイデアとなるのではないか。」と考えているようです。

 

 これはかなり面白い結果です。

確かに、「昨日はいくら考えても全く解けなかった問題や、全く書けなかった文章が、次の日にやってみたらスラスラ解けた、書けた。」ということはよくあるのではないでしょうか?

現にこの文章も、昨日は全く筆が進まず、「これは先延ばしにしよう。」と言い訳したのですが、今スラスラかけていることに自分でも驚きます。

頭の片隅でこのブログのことを考えていたのでしょうかね。

ですから、私はこの結果と考察にかなりの説得力があると考えています。

 

自信に満ち溢れているように見える人たち

 二つめは、彼らも、我々と同じように不安を抱えているということです。

成功者ってどうしても自分に自信を持っているように見えますよね。

ですが、彼らも私たちと同じように自分のアイデアに不安や疑問を覚えるようです。

しかし彼らはその後のアプローチが違います。

重要なのは、イデアが悪かったからといって、自分自身が悪かったと考えるのは違うということです。

私もよく、ダメな文章を書いたりすると落ち込んだり嫌になります。

しかし、ダメだったのはその文章だけ、なのです。

自分までその文章のダメさに巻き込まれることはないのです。

また改善を加えて新しい文章を書けばいいのですから。

 

ここをしっかりと分けて考えられる思考を持つことが、彼らに近づくために必要であるとAdamは述べています。

確かに、ダメなアイデアを出した時に落ち込んでいては、次の挑戦までの速度も意欲も低くなってしまいそうです。

 

傑作はいかに生まれるのか

 ここまで、独創的なアイデアを出す人もそうでない人も大した違いはないと紹介してきました。

そうはいっても、傑作と呼ばれる作品を残した人たちは、やはり我々とは一線を画すのではないかと考えてしまいますよね。

もちろん、一般に才能と呼ばれるものは存在するはずです。

しかし、唯一我々と彼らが違う点があります。

彼らは圧倒的に数をこなしているということです。そして、大量の失敗をしています。

動画内で面白い図が表示されていました。

バッハ、モーツアルトベートーヴェンらは、他の作曲家たちと比べて、作曲数が多いのです。

また、作曲数が多くなるほどに、傑作と呼ばれる作品も多くなり、二つは比例関係にあるようでした。

(作曲数の少なさに対し傑作が多いワーグナーもグラフにあり、会場の笑いを誘っていましたが)

ですから、ワーグナーはともかく、我々凡人がすべきことは、とりあえず数をこなすことなのです。

 

彼らが恐れているのは失敗することではなく、挑戦しないことなのです。

挑戦し続けて、失敗し続けていくなかで、独創的なアイデアが出てくるということですね。

 

 ブログに活かすには?

 では、この独創的なアイデアを生むための習慣を私たちのようなブロガーが生かしていくにはどうするべきなのか考えてみました。

まず、先延ばしをすることです。

先延ばしにし続けても記事が書けなくなってしまいますから、今回は24時間以内で先延ばしにすることを考えてみます。

重要なことは、課題が発表されてから先延ばしにする、ということでしたね。

つまり、「素早く着手し、仕上げに時間をかける」ということです。

私はまず夜のうちに次の記事のテーマを決定します。そのまま先延ばしにして寝ます。

仕事をして帰ってくるので、実際に書き始めるのは次の日の夜にします。

書き上げたら、次のテーマを決めてから寝ます。

こうすることで24時間の間で先延ばしにすることができ、頭の片隅で記事が構成されているはずです。

理想的なのは朝にチェックをして修正をすることでしょうか。仕上げに時間をかけましょう。

 

 次に、もし失敗しても、その失敗を次に活かして、挑戦し続けるという気持ちを持つことです。

二回目になりますが、ダメなのはその記事だけで、自分ではありません。挑戦し続けましょう。

もしこの記事が誰にも見られず終わっても、それは私が悪いのではありません。この記事の中身が悪かっただけの話です。

 

最後に、誰よりも記事を書くということです。

もう世界中にブロガーはたくさんいるし、いまから始める人もたくさんいるでしょう。

「記事数世界一」になろうというのではありません。

せめて同じ時期に始めた人、同じ条件の人の中では、誰よりも記事を書き続け、更新をやめないことが、一つでも良い記事を残せる唯一の方法なのかなと感じています。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

www.ted.com

 

ハビットジャーナルを利用した習慣作り実践レポート!!

かっこいい習慣が欲しい!

こんにちは、新社会人になって、規則正しい生活ができるようになったと思った矢先。

最近、どうも朝起きるのが辛い

二度寝してしまって、家を出る時間もギリギリ。

もっとゆっくり過ごしたいのにな、と感じているイナバです。

 

 私の勝手な妄想ですが、仕事のできるかっこいい大人は朝ゆったり過ごしているイメージです。

そこで私も朝ゆったり過ごすべく、早起きの習慣作りに取り組んでみることにしました。

(2018年8月7日から)

 

習慣作りの基礎知識

 まず、習慣作りの基本的な知識について調べました。

良い習慣は「意志」では作れない。ニューヨーク大学の心理学者が教える良い習慣の作り方 | BUSINESS INSIDER JAPAN

によれば、自分の「意志やモチベーションに頼る」継続はほぼ不可能ということです。

環境を整えて、誘惑を遠ざけることで、誘惑に悩まされないと書いてありました。

視界から消すことで考えないようにするということですね。

 

「小さな習慣」で人生をゆるやかに変える方法|SCIENCE SHIFT

こちらには、数を数える習慣作り、ハビット・ジャーナルという方法が紹介されていました。

横軸に日付をとり、縦軸に習慣を書きこみ、できたかどうかやその数を毎日記録していくというものです。

 

 調べてみると、どうやら自分の意志、決意、モチベーションによる継続というのは無理なようです。

仕組み化することで、自分の意志を必要とせずに行動できるようにします。

 

さらに注意点としては、体に関する習慣は3か月、行動に関する習慣は3週間かかると言われています。

長期的に繰り返してはじめて習慣といえるのですから、短期間で結果を求めるのは良くないということですね。

 

私の目標と具体的な仕組み

 ここからは、私の目標を交えて書いていきます。

皆さんも手に入れたい習慣があるなら、一緒に仕組みを作っていきましょう。

 

 まず、私の目標は「朝優雅に過ごすデキる男になりたい」というざっくりしたものです。

なので、まずはこれを具体化していきます。

すると私の目標は「朝早起きする」「その時間で有意義なことをする」「リラックスした時間にする」

ということになりますね。

私の場合、朝の時間を読書やブログの時間にあてることで有意義になりそうです。

リラックスするには、瞑想をしたり、コーヒーを飲んだり、音楽を聴くといったところでしょうか。

だんだんお洒落になってきました。

 

さて、一番の問題は「朝早起きする」ということです。

早起きを意志やモチベで行わない方法を考えてみます。

「早寝」「睡眠の質の向上」「起床時に部屋が明るい」「室温が寒くない」が思いつきました。

二度寝しない」というのは自分の意志力の問題なので、早寝と睡眠の質で解決するつもりです。

じゃあこのそれぞれを仕組み化していくと、と考えた結果をハビット・ジャーナルにしたのがこちらです。

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Excelで作成したもの。印刷して見えるところに貼る。

これを3か月継続できれば、朝優雅に過ごす習慣ができたといえるでしょう。

1か月ごとくらいに経過を報告していこうと思います。

今のところ多少の意志が必要な行動内容なので、改善を加えていくかもしれません。

一緒に良い習慣を作っていきましょう。

 

1か月半やってみた段階でのレポート

 今日は、9月の23日なので、目標を設定してから1ヶ月半、6週間くらいたった段階です。

この段階で分かったことをまとめていきます。

・ハビットジャーナルがすごい

 やることがチェックリストになっているので、見えるところに貼ってあるだけで全然違いますし、忘れずに行うことができます。

ただ、ちゃんとわかりやすいところに貼っておかないとやり忘れてしまうこともあります。

また、朝起きる前や起きた直後に視界に入ってこないので、絶対に見るもの(スマホや時計など)に「ハビットジャーナル」と書いた付箋を貼っておこうかと思います。

 

・朝めんどくさいことはやれない

 上とつながるものがありますが、朝はどうしても自分の意志力が弱いので、「別にこれやんなくてもよくね?」と思ってしまうとやれなくなります。

これに関しては「朝優雅に過ごす」という大儀名分をハビットジャーナルに記入し忘れたのが原因かもしれません。

また、自分がどの程度その目標に対して本気なのかどうかも関わってきますね。

 

・朝起きるのはやっぱり難しい

 行動の習慣は大体身についてきました。寝る前のストレッチは結構習慣になってきました。

ただ、朝起きるのはまだまだ難しいので睡眠の質について少し知識を増やしていくつもりです。

体に関する習慣は3か月かかるという情報がありますので、気長に頑張りたいと思います。

 

以上を踏まえて、ハビットジャーナルを以下のように修正しました。

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朝起きてもすぐわかるように目標を入れた。瞑想は意味なさそうなので消した。

 

【書評】「本の読み方」の本!!「東大読書」

 

 皆さんは、本、読んでいますか?

こんにちは。最近、仕事のためや、教養として本を読む機会が増えてきました。

しかし、

せっかく時間を見つけて頑張って読んだ本なのに、振り返ってみると中身を思い出せない、、、

感心したフレーズがあったはずなのに忘れてしまった、、、

他の人にお勧めしようと思っても、何が、どう良かったか説明できない、、、

この本、もう一回読まなきゃ。

 

と、なっている方、私だけではないと思います。

 

 

そんな悩みを抱えていたところ、この本を見つけたので読んでみました。

「東大読書~読む力と地頭力が一気に身につく~」

 

 

 

本の概要

著者

現役東大生 西岡壱誠

東京大学3年生。歴代東大合格者数0の無名校から、東大受験を決意。

あえなく2浪が決定した状況で、「読む力」と「地頭力」を鍛える本の読み方をした結果、みるみる成績が向上し、東大模試全国4位を獲得。その後、見事東京大学へ合格。

現在は家庭教師としてその読み方を教える傍ら、学内書評誌「ひろば」の編集長を務めている。

(2018年6月時)

 

本の主張

地頭力」は、「本の読み方」を変えるだけで鍛えられる

 自分で考える力、すなわち地頭力」は、「本の読み方」を変えることで鍛えられる。

中でも、この本に登場する5つの読み方、「仮説づくり」「取材読み」「整理読み」「検証読み」「議論読み」を実践することで、どんな本でも内容を忘れず、かつ自分のものにして応用することができるようになる。

と筆者は主張しています。

 

感想

 まずこの本を手に取ってみて思ったのが、「見やすい」ということです。

アホっぽい感想で申し訳ないのですが、開いたページに圧迫感がありませんでした。

余白や漢字の量にも気を遣っているのだと思います。

また、店頭で見ていただければわかりますが、重要なところに初めからマーカーペンを模した線が引いてありました。

なので非常にとっつきやすいです。

 

 内容はまず、著者が東大に入学して感じた「能動的な読書」をすることの重要性から始まります。

ただ字を追いかけて「分かった気になる」のが「受動的な読書」。

それに対して、書いてあることに疑問を持ちながら、議論をするように読むのが「能動的な読書」です。

 

 この時点で、私がいかに「受動的な読書」をしていたのか理解し、衝撃をうけました。

ただ字面を追っていただけで、分かった気になっていたのですね。

これでは本の内容を忘れてしまっても当然です。

 

 とは言え、突然「能動的な読書」をしようとしてもできません。

そのためにこの本があります。

「能動的な読書」の要素として、「5つの読み方」が登場します。

この本では、その5つの読み方を順に追って説明してくれます。

さらに、そのやり方を、この本で即実践することができる形式になっています。

「これはよく考えられている本だ」と感じました。流石です。

 

 ですから、初めはいつも通りただ字を追って読んでいたこの本も、読み終えるころには「能動的」に本を読んでいる状態になります。

読み終えた後は、もう読み返す必要がないほど頭に入っていました。

この書評も、引用文が正しいか確認するときに開く程度で、ほとんど本を開くことなく書いています。

これには自分も驚きました。1冊でここまで変わるのかと。

 

 しかし、本を能動的に読むために、付箋やメモを書いたり、自分の頭を使って要約したりするので、ぬるま湯につかって本を読んでいた私には少し大変でした。

 

この本で悩みは解決したか

 大いに解決しました。この本一冊で本の読み方はマスターしたといえるレベルです。

この本の読み方を実践すれば、内容が理解できることはもちろんのこと、その内容を忘れず、自分のものにできます。

実際にこの本を読んだ後に読んだ本は、それまでと比べて確実に内容が頭に残っています。

 

 ですから、ビジネス本や自己啓発本などの、一定の主張や目的がある本についてはかなり役に立つと思います。

しかし、この読み方を小説などの物語にはまだ実践していないので、どのような効果が得られるかはわかりません。

 

 この読み方を実践することで、本のエッセンスを絞りつくしているような感覚で読むことができるようになります。

とてもお勧めの本です。

社会人一年目の私が企業選びで本当に大切にしてほしいこと「働く土地と職種」

 こんにちは、社会人1年目も半年が過ぎたイナバです。(2019年10月)

 

 

みなさんはどのような視点、基準で受ける企業を選んでいますか?

 

就職した今だからわかる、本当に大切な企業選びの軸を書きました。

 

「業界」のさらに内側にある「職種」と、働く「土地」

この二つが私が大事にしてほしいことです。

 

 

マイナビ意識調査からわかる今の就活生の傾向

 皆さんはどのような基準で企業を選んでいるのでしょうか。 

 

「2019年卒マイナビ大学生就職意識調査」によれば、

2019年卒学生の就職観は、「楽しく働きたい」が2001年卒からみても不動の1位を継続しており、今年は3割(33.3%)を超える結果となった。

とあるように、「楽しく働きたい」が1位でした。 

 

また、

企業選択のポイントは、「安定している会社」が増加。
文系男子では2年連続「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」 を抑えトップに

となっています。

 

つまり、「楽しくて安定している会社が良い!」といったところでしょうか。

 

みなさんも同じような願望はもちろんあると思います。

 

しかし、私はこの基準にに少し疑問が残ります。

 

「安定」というと大手企業や有名企業が思い浮かぶと思いますが、今や有名企業が安定しているとは限りませんよね。

特に大手は世界を相手に戦うことも多いので、企業競争は激しいです。

 

また、「やりたい仕事ができる会社」と言っても、若いうちは基本的に仕事は上から降ってくるものです。

自分のできる仕事もない状態でやりたい仕事も何もないのではないでしょうか。

 

では、本当は何を基準に選ぶべきなのでしょうか。

 

私の考える本当に大切な企業選びの軸

 結論から言うと、私が大切にしてほしい基準は「自分の興味」と「土地」です。

 

前者は理解していただけるとして後者は分かりづらいかもしれません。

 

自分の興味

 まずは自分の興味を大切にすることです。これは本当に大切です。

言われなくても志望業界ちゃんと受けてるよと思われる方もいるかもしれません。

 

志望業界も大事ですが、受ける会社の中でどのような仕事に就く可能性があるのかも同様に大事です。

 

例えば、車が好きな人がメーカーの経理に配属されたとします。

他会社の経理と仕事内容に大差はありませんよね。

車よりも数字が好きな人の方が向いているでしょう。

 

自分の職種に興味がなければ、「楽しく働く」ことは難しいですよね。

 

会社の中の仕事内容は調べれば出てくることもあります。

給与などと違い説明会で質問しても大丈夫な内容でしょう。

 

興味のない仕事をすることほどきついことはありません。

 

友人たちも私も、自分の好きなことに従って就職した人たちは、楽しそうです。

反対に、福利厚生や会社の規模で選んだ友人は辛そうです。

 

入社して3か月しかたっていない時点で、可哀そうなくらい差が出ています。

なので自分の興味だけは捨てないでください。

 

興味なんてないよという方は、業界地図を買って興味のない業界は破いて捨てましょう。

意外と何個か悪くない業界が見つかるはずです。

そのうえで、どのような職種があるのかリサーチしましょう。

 

自分の興味のある業界はもちろんのこと、各会社の詳しい業務内容を調べることで、「楽しく働ける」確率はグンと上がると思います。

 

実はとても重要な要素「土地」

 実はかなり重要なことなのに忘れられがちなのでは、と思う項目がこれです。

 

土地とはつまり、勤務地と居住地のことです。

 

勤務地と居住地が近い方が圧倒的にお勧めです。もちろんですが。

 

例えば、東京に就職して神奈川のから通う場合を考えてみます。

往復2時間ほど、満員電車に詰め込まれることになります。

その間はスマホをいじるくらいがせいぜいですよね。

 

僕はあの満員電車に週5回も乗るのは絶対に嫌です。

 

今の職場は自転車で10分なので、帰ってきてから自分の時間もたっぷりあります。

こうしてブログを書いたり、自分の業務に関わる勉強をしたりしています。

 

そうすれば自分の能力もあがり、「やりたい仕事」をこなせるだけの力が付くスピードも上がると思います。

 

私は地方都市よりちょっと田舎くらいの場所に住んでいますが、高速バスが通っているので便利でお勧めです。

家賃も安く、首都圏まで高速バスや新幹線が通っていると便利です。

帰りがけに遊んだりもしないので無駄なお金も使いません。

 

まとめ

 今や「安定した会社」に入るのはそもそも見つける時点で困難だとおもいます。

なので「安定」を会社に求めるのではなく、自分に求めるべきです。

 

自分の長い人生を会社に委ねるのは、今の時代リスクが伴うでしょう。

 

自分の興味のある業界、職種で相応の努力をすること。

他の人が無駄な時間を過ごしている間に勉強すること。

そうすればどんな会社でも必要とされる「安定した人材」になることができると思います。

 

就活は大変なことも多くあると思います。

疲れたときは体を休めながら、頑張ってください。

今回の記事が皆さんに少しでも影響を与えられればうれしいです。

初心者向けアーク溶接のコツ3つ!~頭に入れたい知識編~

 溶接ってとってもむずかしいですよね、私も初めは全くできませんでした。

 

先輩に聞いてみても、「慣れだよ。」しか言ってもらえず、

「正しい方法がわからない!」と悩んでいました。

 

なのでこの記事では、毎日仕事で溶接をしている私が、

「先に頭に入れておくと便利なコツ」を3つ紹介します。

 

内容は電流調整、溶接時の体勢、実際の動かし方の3つです。

 

 

 

超重要!電流調整

 「電流よりも動かし方でしょ。」と思うかもしれませんが、

実は、溶接部の形成に最も影響するのが電流だと言われています。

 

被覆アーク溶接では、「母材への溶け込み」「溶接棒の溶ける速さ」に影響します。

 

適正電流を見極められるようになれば、上達スピードは上がるはずです!

 

箱を見よう

 「じゃあその適正電流はどうやって見つけるの?」という話です。

 

まず、をじっくり観察しましょう。

溶接棒の箱には、画像のように各溶接姿勢に対する適正電流が書かれています。

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箱の種類によって書いてある位置が異なり、場合によってはカタログを参照

まずはこれを把握してから溶接に取り組んでみましょう。

100-130などと書いてある場合は、低い時の方がゆっくり進むことができます。

 

レベルアップしたら、大きい電流の方が良いです。

溶け込みが深く、素早く溶接が終わります!!

 

電流と速度

 溶接電流を調整した後は、ちょうどいい速度で溶接をする必要があります。

 

速度の感覚は体感するしかありませんが、

それが正しかったかどうかは、溶接後に形成されたビードで確認できます。

 

なので、できたビードは毎回しっかりと確認しましょう!!

 

この図を参考に、電流や速度を再調整してみてください。

よく出てくる有名な図なので、頭に入れておくととても便利ですよ!

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電流、速度とビードの関係

 初心者はゆっくり進みがちなので「オーバーラップ」が発生しやすいです。

主に速度が遅すぎることが原因なので、溶接速度での対応が効果的です。

 

適切なビードが形成されていないと、見た目だけでなく強度にも問題があります。

正しい調節できれいに溶接したいですね。

 

初心者は始める前に体勢の確認を!

 「終わりの方で体がきつい」ということはありませんか?

つぎは、「どこから溶接を進めていくのが良いか」という話です。

 

溶接を進めていくと体勢がどんどん変化していきますよね。

「あとちょっとで終わるのに体勢が苦しい」なんてことや、

「溶接をしてても先端がブレブレになってしまう」、

「立ち上がったり、中腰だと全然うまくできない」というのは初心者ならよくあることです。

 

こういった問題に対応するコツを紹介します!

 

スタート時の体勢

 初心者は「スタートしやすい位置」から溶接を始めていると思います。

しかし、これでは後でつらい状態になりやすいです。

 

なので、「終わりの位置が楽な体勢」になるようにしてみましょう!!

 

「きつめの体勢」から「リラックスした体勢」に変化していくイメージです。

 

微妙な変化なのですが、個人的にはとてもオススメです!

 

体を固定する

 もう一つ重要なことは、安定する体勢で溶接を行うことです。

 

壁がある場合は体を当てるなど、体、肘、ひざなど、当てられるところは全部当てましょう。

体が固定され、腕のぶれも少なくなります。

 

このとき、感電には十分すぎるくらい注意して下さい。怪しいようならやめましょう。

電気の方が圧倒的に早いので、気付いてからでは遅いです。

 

溶接した部分は高温ですので、やけどに注意して行ってください。

 

動かし方の基本とコツ

 いよいよ動かし方です。

実際に溶接するときに気を付けるポイントは2つあります!

 

棒の角度と母材との距離です。

この維持が、初心者において一番の難所ですよね。

 

適切な角度と距離を頭に入れた状態で、体に染み込むよう頑張ってください!

 

溶接中のトーチの角度

 垂直から15°くらい傾けましょう。(画像右)

ちなみに、左側に進んでいく場合は前進、右側に進む場合は後進と言われます。

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立て板に対する角度と進行方向に対する角度

 

立て板がある場合の隅肉溶接(画像左)では、二つの板の中間、この場合45°に倒した状態にしたうえで、さらに進行方向に垂直な線に対しては15°倒します。

 

この角度を維持しながら溶接を行いましょう。(これが難しい)

 

母材と溶接棒の距離

 「適切な距離を維持する」というのも難しいポイントです。

 

棒を母材につけてもビードはできるのですが、くっつけないことが望ましいです。

溶接棒の太さ分の距離を離すといわれますが、見た目ではアーク光によってわかりづらいです。

 

従って、溶接中の適切な距離は音で判断しましょう。

 

溶接棒が短くなり母材から離れていくと、「ボー」という音が混ざります。

練習用の鉄板でわざと近づけたり離したりして、音の違いを感じてみてください。

 

この「ボー」という音が混ざらないように、適切な距離を保って溶接できるよう、頑張りましょう!

 

師匠は音を聞いた瞬間に「電流高すぎ。」と判断していました。

恐るべし。

 

まとめ

 いかがだったでしょうか。

被覆アーク溶接のコツを3つご紹介しました。

 

溶接の基本はまず電流。

適正電流の範囲内で、細かく調節すること。

 

体を安定させて、終わりの体勢が楽になる位置取りをすること。

 

角度と距離を保って溶接をし、音を聞くこと。

 

溶接は本当に奥が深く、自分もまだまだです。

体、目、耳と鍛えなきゃいけない部分が多いですが、

今回紹介したコツが知識として皆さんの役に立てば幸いです。

 

アーク溶接を始めるときに棒がくっついてしまう人は、こちらの記事にコツをかきました!

inadive.hatenablog.com

 

参考資料

 最後に、自分が持っている本でこの記事を書く時にも参考にした本を紹介しておきます。

コツが乗っているというよりは溶接自体の仕組みや知識の部分が多い本でした。

 

現場で働く場合でも役に立つと思います。上達したい方は良ければ読んでみてください。

「これだけ!溶接」

著者:野原英孝

Amazon

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%A0%E3%81%91-%E6%BA%B6%E6%8E%A5-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E9%87%8E%E5%8E%9F%E8%8B%B1%E5%AD%9D/dp/4798043389/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1533122092&sr=8-1&keywords=%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%A0%E3%81%91%EF%BC%81%E6%BA%B6%E6%8E%A5

 

関東でダイビングするなら伊豆より葉山な二つのポイント!

 首都圏ダイバーの皆さんが「そろそろ潜りたいなー」「ダイビング行きたいなー」と思うとき、頭に思い浮かぶのは伊豆方面という方、多いと思います。

 

でも、今回は「葉山の海」を猛プッシュしたいと思います。

 

というか、葉山の海を潜ったことがないのは首都圏ダイバーとしていかがなものか、そう思うほどです。

近くてすばらしい葉山の海、ぜひ潜ってみませんか?

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「なんとなく伊豆でダイビング」はもったいない!?

伊豆に行くのと葉山に行くのでは実際にどれくらいの違いがあるのか、計算してみました。

(日曜の朝九時頃に駅へ集合。品川駅発、伊豆は城ケ崎海岸駅、葉山は新逗子駅としました。)

伊豆と比較した所要時間

品川駅→城ヶ崎海岸駅に行く場合は新幹線で片道2時間5300円、在来線では片道3時間2844円ですが、新逗子駅に行く場合では片道1時間596円で済みます。

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 帰りも同じルートを通るわけですから、安い在来線を使ったとしても差額は4500円近く出てしまいます。

これだけ差が出ると「葉山に行くなら重器材レンタル無料キャンペーン」を実施しているようなものですね。

 

また、車で移動する場合でも、品川駅から城ケ崎海岸駅へは140 km、葉山へは60 kmと近いです。その分ガソリン代や高速代金も安くなりますね。

 

近いことのメリット

 潜る場所が近いことのメリットは安さや楽さだけではありません。所要時間が短いと帰宅時間が早くなりますよね。

その日の片づけや明日の準備、家でゆっくりお風呂に入ったりする時間があり、充実した一日をゆったりと終えることができます。

 

実際、僕も葉山で潜った時は、友人と軽く飲み、家では器材の片づけ、写真の整理やお風呂にゆっくり入って、23時ごろには寝てしまいます。

この時の充実感といったら、、、最高の気分です。

 

ウミウシダンゴウオ、海の四季を感じるダイビング!

 安いとは言えせっかくお金を出して潜るのですから、海が面白くなければ意味がありませんよね。ここからは葉山の海の面白さについて説明します!

自然保護区域で潜れる手付かずの海!

 葉山の海(芝崎海岸)は県指定の自然保護区域で、ほぼ手付かずの自然を満喫することができます。

ダイビングポイントとして整備されている場所よりも、岩場などからのエントリーでは自然の海を潜っている感覚があって僕は好きです。レジャーダイブという感じで楽しいのでお勧めです!

 

四季折々の葉山

 葉山の海は四季がハッキリしている印象です。

夏、秋を通常とすると、春はわかめが生い茂って同じポイントとは思えないくらい景色が変わります。

 

僕はセルフで迷いました。

 

冬は透明度が上がり地形も楽しめます。ハングオーバー水中トンネルもあります。

また、葉山はダンゴウオで有名で、個体数が多いため潜ればほぼ見られます。赤、緑と色々種類がありますが、時期によっては若い個体の天使ダンゴも見られます。f:id:aa14012:20180721202431j:plain

 

マクロ派にお勧めなポイント

葉山には「権太郎」というポイントと「170度の根」というポイントがあります。 この権太郎にはウミウシストリート”と呼ばれる、ウミウシが大量発生しているポイントがあり、「適当に場所選んでも、その中に絶対1匹はいる」とガイドさんが言うくらいのフォトスポットです。

 

マクロ派のダイバーにはお勧めの練習スポットではないでしょうか。

 

個人的お勧めショップ「葉山ダイビングサービス」

ここまで葉山の良さについて語ってきましたが、最後に自分がお世話になっているダイビングサービスについて書きます。

 

僕が葉山へ行くときは「葉山ダイビングサービス」https://hayamadive.com)を利用しています。

セルフダイブもできて練習になります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか、葉山の海は伊豆よりも首都圏に近いため交通費等が節約でき、帰宅時間も早くなります。

その上、海も自然保護区で生物が豊か、練習場所としてもレジャーダイブとしても最高であるということが少しでも伝わって、葉山に行く方が増えれば幸いです。